誰にでも経験があるはずです。好奇心で1本の動画を見たら、その後1か月、ホームには同じテーマ、同じ雰囲気、同じ3つのチャンネルばかり並ぶ。YouTubeに「最初からやり直す」ボタンはありませんが、それを作るための部品は用意されています。この記事では、標準機能でおすすめをリセットする方法と、そのリセットが定着するよう再学習させる方法を紹介します。

おすすめそのものをオフにしたい場合は、別の話になります。YouTubeのおすすめを止める方法をご覧ください。この記事で扱うのは、おすすめは残したまま、役に立つ状態に戻すことです。

リセットと再学習:両方が必要な理由

リセットは、YouTubeがあなたの好みを推測するのに使う履歴を消します。再学習は、あなたが見たくないものについて、明示的な新しいシグナルを与えます。

リセットだけでは足りません。履歴がまっさらになると、YouTubeはゼロから推測し直すことになり、最初の推測は、あなたが逃れたかった人気チャンネルと同じになりがちです。再学習だけでも、何か月分もの古い履歴と戦うことになるので遅くなります。まずリセットし、その上に再学習を重ねましょう。

ステップ1:視聴履歴を削除または整理する

視聴履歴は、ホームを左右する最も強いシグナルです。

  1. youtube.com/feed/history(アプリではマイページ → 履歴)にアクセスします。
  2. 完全にやり直すなら、すべての視聴履歴を削除を選びます。
  3. 大半を残したいなら、フィードを悪い方向に向けた動画にカーソルを合わせ、×または三点メニューから1本ずつ削除します。

整理のほうが良い選択になることが多いです。深夜の沼にハマった数本のせいでフィードがおかしくなったのなら、その数本を消せば、長年積み上げた良い好みを捨てずに原因だけを取り除けます。

同じページから視聴履歴を一時停止することもできます。注意が必要です。履歴を停止するとYouTubeがパーソナライズする材料がほとんどなくなり、ホームがほぼ空になることがあります。一時停止はプライバシーのための選択であり、おすすめを良くする方法ではありません。

ステップ2:検索履歴を削除する

検索も判断材料になります。一度検索したものが、忘れたころになっても提案に影響し続けることがあります。

同じ履歴ページで検索履歴に切り替え、全体を削除するか、個別の検索を削除します。myactivity.google.comでGoogleアカウントのアクティビティを管理している場合は、YouTubeの履歴を選んだ期間後に自動削除するよう設定することもでき、古いシグナルが自然に失効します。

ステップ3:「興味なし」と「チャンネルをおすすめに表示しない」を使う

これらはYouTube自身の再学習ツールです。どちらも、ホームやサイドバーの動画の横にある三点メニューにあります。

  • 興味なしは、その動画を見たくないとYouTubeに伝えます。軽い操作で、単発の外れに向いています。
  • チャンネルをおすすめに表示しないは、そのクリエイターを勧めないようYouTubeに求めます。フィードを変えるのはこちらです。悪いおすすめの大半は、同じチャンネルから固まって来るからです。

実践的な流れとしては、リセットから1週間は毎日1分ほどホームを見て、二度と見たくないものに「チャンネルをおすすめに表示しない」を使いましょう。無料で、送れるシグナルとしては最も直接的です。

限界は2つあります。1つ目は、これはシグナルであってブロックではないこと。そのチャンネルが検索結果に出ることはあります。2つ目は、手間がかかること。ジャンル丸ごとフィードを占領したとき、チャンネルごとにメニューをクリックして回るのは現実的ではありません。

ステップ4:Blokariで自動的に再学習させる

ここでブラウザ拡張機能の出番です。Blokariは、単なるブロッカーではなくおすすめのトレーナーとして作られています。YouTubeに逆らうのではなく、YouTube自身の「チャンネルをおすすめに表示しない」の仕組みを利用します。

仕組みは次のとおりです。

  1. チャンネルを一度ブロックする。 Blokariが追加するブロックボタンを使うか、オプションページにチャンネルのURLまたは@ハンドルを貼り付けます。そのチャンネルは、ページを読み込むたびにホーム、検索、サイドバーから非表示になり、戻ってくることはありません。
  2. シグナルは自動的にYouTubeへ送られる。 YellowまたはRedのブロックレベルで、個人用ブロックリストのチャンネルが表示されると、Blokariはそのチャンネルに「チャンネルをおすすめに表示しない」を送信します。送信はチャンネルごとに1回で、実行したことを記憶します。このシグナルは実際のYouTubeアカウントに書き込まれるからです。
  3. まとめて再学習。 オプション → 詳細設定のYouTubeをトレーニングボタンは、開いているYouTubeタブ上のブロック済み動画を順に処理し、各チャンネルに「おすすめしない」をクリックします。キュレーション済みの購読リストで非表示になったチャンネルも含まれるので、購読しているカテゴリそのものが再学習のシグナルになります。
  4. トレーニング結果を確認。 ポップアップには、今週と累計で何チャンネルをトレーニングしたかを示すトレーニングレシートが表示されます。

Greenレベルは意図的に異なります。Greenでは、Blokariは一致した動画をぼかすだけで、おすすめには一切触れません。アカウントを変更させる前に、リストの内容を試せるようにするためです。

面倒な作業はキュレーション済みリストが担う

チャンネルを1つずつ探し回る代わりに、クリックベイト、AIコンテンツファーム、ギャンブルと詐欺、プロパガンダといったキュレーション済みカテゴリを購読できます。Blokariには、これらのリスト全体で1万を超えるチャンネルが収録されており、それらをブロックするのが、アルゴリズムに明確なシグナルを大量に与える最短の方法です。

AI生成動画がフィードを埋めているなら、AI生成YouTubeチャンネルのブロックの専用ガイドがあります。Redレベルでスロップ系の購読が有効な場合、BlokariはYouTube自身がAI生成とラベル付けした動画も非表示にします。

スマホやテレビでも効く?

部分的に、です。正確に説明しておきましょう。拡張機能の非表示機能は、デスクトップブラウザ(Chrome、Edge、Brave)で動作します。一方、「チャンネルをおすすめに表示しない」のシグナルはGoogleアカウントに保存されるので、あなたについて回ります。デスクトップで再学習から外したチャンネルは、モバイルアプリやテレビでも表示される頻度が下がります。非表示にはなりませんが、おすすめされにくくなります。リビングルーム側については、テレビでYouTubeチャンネルをブロックする方法をご覧ください。

10分でできるリセット計画

ステップ 場所 効果
視聴履歴を整理または削除 youtube.com/feed/history 方向がずれたシグナルを取り除く
検索履歴を削除 履歴 → 検索 古い検索が提案に影響するのを防ぐ
任意:自動削除を設定 myactivity.google.com 古いシグナルを自然に失効させる
「チャンネルをおすすめに表示しない」 動画の三点メニュー 外すべき発信元をYouTubeに伝える
Blokariでブロックして再学習 ブラウザ拡張機能 チャンネルを非表示のままにし、シグナルも自動送信

きれいなフィードから始めよう

うまくいかなかった部分をリセットし、二度と戻ってこないようにしましょう。上の手動の手順は、数分かかるだけで費用はゼロです。毎週繰り返したくないなら、ChromeウェブストアからBlokariをインストールしてください。無料で、始めるのにアカウントは不要です。ブロックしたチャンネルのひとつひとつを、YouTubeへの持続的なシグナルに変えてくれます。

よくある質問

YouTubeのおすすめを完全にリセットするには?

YouTubeの履歴(youtube.com/feed/history)を開き、「すべての視聴履歴を削除」を選んで、検索履歴も削除します。ホームのパーソナライズが消え、次に見るものから改めて始まります。リセットが元に戻らないよう、そのあとで見たくない発信元に「チャンネルをおすすめに表示しない」を設定しましょう。

「興味なし」と「チャンネルをおすすめに表示しない」の違いは?

「興味なし」は、その動画1本を見たくないとYouTubeに伝えます。「チャンネルをおすすめに表示しない」は、そのクリエイターの動画全般を勧めないよう求めます。チャンネル単位なら後者を使ってください。前者は1本の動画にしか効きません。

おすすめをリセットすると、登録チャンネルや再生リストも消えますか?

いいえ。視聴履歴と検索履歴を削除しても消えるのは、YouTubeがフィードをパーソナライズするのに使うシグナルです。登録チャンネル、再生リスト、高く評価した動画はそのまま残ります。

ブラウザ拡張機能でYouTubeに再学習させることはできますか?

はい。Blokariはブロックしたチャンネルを非表示にするだけでなく、チャンネルごとに1回、YouTube自身の「チャンネルをおすすめに表示しない」シグナルも送ります。「YouTubeをトレーニング」ボタンを使えば、開いているYouTubeタブでブロック済みの全動画に対して同じ操作を行うので、メニューを1つずつクリックして回る必要がありません。

パソコンで再学習させると、スマホやテレビのおすすめも変わりますか?

部分的に変わります。「チャンネルをおすすめに表示しない」はGoogleアカウントに保存されるため、ログインしている場所すべてで同じシグナルが適用されます。アプリやテレビでそのチャンネルの表示頻度は下がりますが、ブラウザ上の拡張機能のように非表示にするわけではありません。